銀座には老舗の料理店がたくさんあります。
そして、日々、私たちが当たり前のように美味しくいただいている洋食メニューを、日本で最初に生み出したとされる「元祖」といわれるお店も。オムライスやポークカツレツなどの洋食は、数十年前に日本のどこかの料理人が編み出したメニューで、それ以前は誰も食べたことがなかったわけです。そう考えると、食の歴史を感じますね。
先日、前々からぜひとも行ってみたいと思っていた銀座の老舗洋食店「煉瓦亭」で、ポークカツレツを食べてきましたので、洋食についてのお話と一緒にご紹介させていただきます。
<もくじ>
行くべき銀座の老舗料理店ベスト5
「煉瓦亭」ご紹介の前に、数ある銀座の老舗料理店の中からジャンルを問わず、ぜひとも行っておきたいお店をランキングにしました。他にもご紹介したいお店はたくさんあるのですが、今回は王道の5店舗で。
どこも創業100年以上の老舗店です。
1位 資生堂パーラー 創業1902年(明治35年)
2位 煉瓦亭 創業1895年(明治28年)
3位 竹葉亭 創業1866年(慶応 2年)
4位 天國 創業1885年(明治18年)
5位 日比谷松本楼 創業1903年(明治36年)
1位 資生堂パーラー銀座本店「ビーフシチュー」「オムライス」
創業:1902年(明治35年)
資生堂パーラーは、明治35年当時の資生堂薬局内「資生堂ソーダファウンテン」というお店がはじまりで、当時はめずらしかったアイスクリームやソーダ水などアメリカ商品の輸入販売を行っていたそうです。
その後、昭和3年に本格的な洋食店「資生堂アイスクリームパーラー」の営業を開始しました。銀座本店は、現在もわりと敷居の高いお店ではあるのですが、当時から上流階級のお客さんが通う人気店だったそうです。
2位 煉瓦亭「元祖ポークカツレツ」「元祖オムライス」
創業 1895年(明治28年)
※くわしくは下で説明しています。
3位 竹葉亭(ちくようてい)本店「うなぎ」「鯛茶漬け」
創業 1866年(慶応2年)
竹葉亭(ちくようてい)の歴史はホント古いです。慶応2年、幕末創業です。なんと、元は武士の刀を預かる留守居茶屋だったそうです。
その後、鰻料理のお店(蒲焼き専門店)になったようですね。歌舞伎座や帝国劇場などに弁当の仕出しもしていたそうです。
関東大震災で浅蜊(あさり)河岸の本店(現在の中央区新富)が焼失した際は、すぐに宮大工を呼んで再築したそうですが、再開発で土地が持っていかれてしまい、現在の中央区銀座に店をかまえ、今にいたるそうです。鰻屋なのに、人気メニューは鯛茶漬けです。
4位 天國(てんくに)「天ぷら」「天丼」「かき揚げ丼」
創業 1885年(明治18年)
明治18年(1885年)当時、銀座は1~4丁目までで、いわゆる高級商店街でした。「天國」は、銀座3丁目で、天ぷら屋台からのスタートでした。天ぷらは魚介・野菜に衣をつけて揚げる「江戸料理」として、庶民の間で人気が高かったそうです。
戦後、“お座敷天ぷら”なる高級版が登場し、日本の代表的な料理として料亭などで定着していったそうです。「天國」は昭和27年(1952年)に大改装を行い、現在の店舗になったようですね。
創業から数えて132年(※2017年現在)、今も銀座で江戸料理<天ぷら>を守り続けている、老舗料理店です。
5位 日比谷松本楼「ハイカラビーフカレー」「ハイカラハヤシライス」
創業 1903年(明治36年)
当時の東京市(※現在の東京都区部(東京23区))が日比谷公園を開園するとき、園内に日比谷松本楼として洋風レストランをオープンさせました。
人気店だったのですが、関東大震災と沖縄返還協定反対デモのせいで2度も建物が焼失してしまったそうで、現在の建物は3代目だそうです。
周囲の応援でめげずに3回目のオープンができたことへの感謝の意を込め、毎年9月25日に人気メニューのハイカラビーフカレーを10円で(先着1,500名)提供しているそうです。1973年~現在もやっている有名行事です。
老舗店というのは、歴史があるだけに地震や火事で店舗が焼失したり、さまざまな苦難を乗り越えて現在に至っています。どの老舗料理店にもある、その店ならではの「看板メニュー」の数々が、お客さんの心を惹きつけ、100年以上も続くお店をささえ続けているのでしょうね。
そもそも、洋食ってなに?洋食の歴史
そもそも「洋食」とは、なんでしょう?
洋食(ようしょく)とは、広義では西洋料理から西洋風の料理全般を指し、狭義では日本で独自に発展した西洋風の料理を指す日本料理の一カテゴリーである。
一般社団法人日本洋食協会によると、「洋食とは米飯に合わせて食す、日本独自の進化を遂げた西洋料理」と定義している。
出典:ウィキペディア
なるほど。
「洋食」は、明治時代に現れた食のカテゴリーで、当時の日本では完璧な西洋料理を作れるだけの食材を集めることが難しかったため、なんとなく日本の雰囲気のある”なんちゃって西洋料理”が作られたのがはじまりのようですね。
現在の「とんかつ」は、もともとは「ポークカツレツ」と呼ばれていた洋食にみそ汁やら漬物がついたことで、日本っぽい感じになって、名前も「とんかつ」に変わったそうです。なんか面白いですねw
ちなみに日本で初めての洋食店は長崎の「良林亭」(1863年/文久3年)というお店だそうです。
長崎は歴史的に見ても西洋との関わりが深かったので、うなずけますね。
老舗の味を愛した著名人たち
著名人の中には美食家が多く、老舗の味を好んで、お店に通い詰めることもしばしばあったようです。
5人の美食家たちを紹介します。
池波 正太郎(1923-1990)「カツにはウスターソースをたっぷりと」
小説家。新国劇の座付き脚本家から小説家に転じ、時代小説の第一人者に。「鬼平犯科帳」「剣客商売」など代表作多数。
食味随筆でも腕を振るった池波 正太郎。うまいもの好きは生まれついてのものだったようで、小学生の頃のこんなエピソードを綴っている。洋食屋で買ったカツレツを半分残し、ウスターソースをたっぷりかけて一晩おく。それを弁当のおかずにするのである。
「脂がウスター・ソースに溶けかかって、なんともいえずにうまかった。冷たくなったソース漬けのカツレツは、まことにうまいものなのだ」(「ソースをたっぷり」)。
その嗜好は生涯変わることはなかった。銀座の「煉瓦亭」にも長年通い、ビールを飲みながら大きなカツレツを時には3枚ほども平らげたという。もちろん、ウスターソースはたっぷりかけるのが決まりだった。出典:首都圏版 おいしい洋食の店
永井 荷風(1879-1959)「判で押したように」いつものメニューを
小説家。劇作家。外遊後に「あめりか物語」「ふらんす物語」を発表位し好評を博す。代表作に「ぼく東綺譚(ぼくとうきだん)」「腕くらべ」。
若い頃に外遊した永井 荷風にとって洋食は身近な食べ物だった。慶應義塾に勤めていた頃の様子を小島 政二郎が書いている。
「彼はいつものロールキャベツとトーストを注文した。(略)この注文は、判で押したようにいつも同じだった」(「百叩き」)。注目すべきは「判で押したように」という点。荷風は還暦を迎える頃から浅草に通い出すが、そこでも訪ねる店は決まっていた。
その一つが「アリゾナキッチン」。好物は「チキン&レバークレオール」だった。いつもの席に誰かが座っていると他が空いていても立ち去った。
奇矯にも映るこだわりを貫いた荷風だが、そうした不可思議な人物像も、いまだ多くの読者を魅了する理由のひとつだろう。出典:首都圏版 おいしい洋食の店
内田 百閒(1889-1971)「薬食い」で牛肉のうまさに目覚めた
うちだ・ひゃっけん 小説家、随筆家。夏目 漱石に師事し、生涯、師と仰いだ。小説「冥途」ほか「阿房列車」「ノラや」など。
古来、日本では肉食は忌むべきものだった。だが、滋養をつけるために病人には肉を食べさせる習慣があり、これを「薬食い」といった。内田 百閒が幼少期に体験したその思い出を綴っている。
人目を忍んでたらふく牛肉を食べさせられた後、「蜜柑を幾つも食べさせられ、なおその上に、お酒を口に含んで、がらがらと嗽(うがい)をした」というから、当時、肉食はまだまだ禁忌だったことがうかがい知れる。
それだけに、「初めて覚えた不思議な味は、密かに思い出してみて、何ともいわれない、いい気持がした」(「薬喰」)。
長じて、牛肉は百閒の大好物に。夕食にビーフカツレツを7、8枚も食べることもあったという。出典:首都圏版 おいしい洋食の店
吉田 健一(1912-1977)究極の「うまいもの」を夢想して
評論家、小説家。ヨーロッパ文学の素養をもとに著作を発表。「舌鼓ところどころ」「私の食物誌」など食に関する随筆も。
「何でもいいから書いてくれと言われると、決まって食べもののことが書きたくなる」(「二日酔い」)というほど、吉田 健一は食に関心が深かった。「饗宴」はその代表的な一遍。
細やかな料理の描写もさることながら、散見される食の価値観も味わい深い。「腹が減っている時に。一番食べたいものは米と肉だから、飛び切り上等の米に、これもこれ以上はないという肉で作ったハヤシライスがあれば、あとはただそれを食べるだけである」。
舞台がアルゼンチンに飛び、牛の丸焼きの内部に防水服を着込んで潜り込む(!)という空想で「饗宴」は幕を閉じる。吉田 健一の食への思いは凡人とは遙かに次元を異にするものであったようだ。出典:首都圏版 おいしい洋食の店
小津 安二郎(1903-1963)映画人生を決めたカレーライスの”伝説”
映画監督。「小津調」と呼ばれる静謐な映像世界で世界的に評価を得た。代表作に「晩春」「東京物語」など。
小津 安二郎の監督昇進のきっかけとして語り継がれている”伝説”に「カレーライス事件」がある。
撮影所の食堂で夜食のカレーが配られた際、いつもは並んだ順なのに、たまたま某監督の前に置かれた。怒った小津が「順番だぞ」とどなりつけてひと悶着。それを伝え聞いた撮影所所長が「面白い奴だ」と思ったのか、それから間もなく監督に推されたというものである。
小津は行く先々のうまい店をメモした2冊の手帖を残している。それには、1933年に「資生堂パーラー」でカレーライスを食べたという記述もある。また、映画にも架空の洋食屋「カロリー軒」を登場させている。その店の得意料理もカレーライスであった。出典:首都圏版 おいしい洋食の店
目当ての料理を食べるためにお店に通い詰めた、なんて聞くと、ぜひとも行ってみたくなりますよね!
洋食店の人気メニュー
洋食屋さんの人気メニューというと、私が思いつく限りではハンバーグ、エビフライ、オムライス、ポークジンジャー、お子様ランチなどでしょうか。そういえば、小さいころ、たまに家族みんなで近所の洋食屋さんに行き、鉄板の上でジュージュー音を立てながら運ばれてくるハンバーグセットを食べるのが、とても楽しみでした。
現在、街にはあらゆる国籍・ジャンルの料理店が立ち並び、日本で食べられない料理はないのでは?と思うほどです。そんな中、今も人気の高い昔ながらの洋食屋さんの王道メニューはどれなのか、気になりませんか?日本の洋食の傾向を少しだけご紹介します。
Q. 洋食、好きですか?
「洋食が大好き」「好き」「どちらかというと好き」と回答した人はなんと全体の76%です。それに対して、「どちらかというと嫌い」「嫌い」「大嫌い!」と答えた人は1%。日本人は洋食が好きということが分かります。
「ふつう」の人を入れると、もうほとんどの人が洋食を食べているということですね。日本の文化といってもよいのではないでしょうか。もちろん、私も洋食は「大好き!」です。
Q. 好きな洋食メニューは?(複数回答可)
男女合わせた、洋食メニューの人気ランキングトップ5は、こちらです♪
1位 ステーキ(68%)
2位 カレー(67%)
3位 ハンバーグ(63%)
4位 ビーフシチュー(53%)
5位 オムライス(52%)
※デザートやスープは除きます。
出典:何でも調査団 洋食についてのアンケート・ランキング
スパゲッティはものすごくたくさん種類があると思うのですが、洋食といえば、やはり「ミートソース」と「ナポリタン」です。どちらもトマト系ですね。人気が高いです。
男女共に同じくらい好き!というメニューは「ビーフシチュー」と「エビフライ」。
「グラタン」「ドリア」は、女性人気が高く、「カレー」「カツレツ」は男性人気が高いという結果でした。
「煉瓦亭」の歴史
長々と洋食の説明をしてしまいましたがw、ここからは「煉瓦亭」のお話です。
「煉瓦亭」は、創業1895年(明治28年)、銀座三丁目に100年以上もお店をかまえる老舗洋食店です。
現在のお店は、1964年(昭和39年)に建てられたもので、建物自体も50年以上の歴史があります。
創業者は木田元次郎さんで、現オーナーは木田明利さん(四代目)です。
代表的な人気メニューは「元祖ポークカツレツ」と「元祖オムライス」です。
今は定番ですが、ポークカツレツの付け合せとして千切りキャベツを初めて使ったお店だそうです。
さらに、ポークカツレツにウスターソースを使うのもこちらのお店の発案のようです。
オムライスはもともと従業員用のまかない料理だったそうで、お客さんからの要望で正式メニューになったそうですが、こちらのオムライス、ちょっと変わり種です。
定番のチキンライスを薄焼き卵で包むのではなく、溶き卵に材料をまぜてふっくら焼き上げるという形状のオムライスです。
他にも「ハヤシライス」や「カキフライ」、「海老フライ」など人気メニューはいろいろあります。
「煉瓦亭」外観・店内の様子
外観はレトロな感じで入口のドアもそう大きくなく、カーテンで中が見えませんので、初めての方の中にはちょっと敷居が高く、入りづらいなぁと感じることもあるかもしれません。
でも、入った者勝ちです。店員さんは親切ですし、店内はとても過ごしやすいので、1人でも思い切って扉を開けましょう。
私はお店の開店5分前(開店は11:15です。)に到着したのですが、すでに軽く行列ができていました。
さすが人気店です。
煉瓦亭の席は1階から3階までで、入ってすぐに上の階への階段があります。
1階は入ってすぐ左にレジ、奥側の席は3卓ほどで、キッチンがあります。こじんまりとしたフロアです。
私は2階に通されたのですが、煉瓦亭で一番広いフロアのようです。
カーテンは閉まっているのですが、窓からの日差しもあり、1階より明るいイメージですね。1階の2~3倍くらいの広さがありますので、ここがメインフロアでしょう。
白いテーブルクロスの上にビニールシートをかけた4人掛けのテーブルが10卓くらいあります。内装は全体的にこざっぱりとした、レトロな雰囲気です。奥に小さめのキッチンがあります。
3階は行ったことがないのでわかりませんが、どうやらお座敷のようです。
私の後ろで並んでいたお客さんたちが「全部で7人いるから3階にしていただきたいのですが。」と店員さんに相談していました。1階・2階は4人掛けのテーブル席なので、多人数の場合、お座敷席の方が良さそうですね。
元祖ポークカツレツと小瓶ビール
私は2階の4人掛けテーブルを一人で使わせていただきました。他の席を見まわすと、1人か2人程度のお客さんが多かったので、居心地は悪くありませんでした。
右側の卓には小学生くらいの女の子とお母さん、右側前と右側奥の席にはおじさんが一人ずつ、左側前の席には20代半ばくらいのお兄さんが2人…と、そんな感じで席はあっという間に満席になっていました。
お水はすでにテーブルに用意してありました。開店時は混むので先にセットしておくようです。
テーブルにメニューが置いてありましたので、とりあえず中を確認します。
とはいえ、今日はポークカツレツとビール(小瓶)にしようと決めていたので、あまり意味はないのですが…なんとなく、雰囲気ですw
店内では若い女性と年配の女性の店員さんが2人、忙しそうに注文を受けています。
私も通りがかりの店員さんに声をかけ、早速注文です。
「当店ではメインメニューと、ライス、パンが別になっておりますが、ライスのご注文は大丈夫ですか?」
注文が終わると、(当たり前ですが)メニューを下げられてしまいました。
しまった!メニューの写真、撮りたかったのに…
すぐに瓶ビールが運ばれてきましたので、まずは一口。
くー、美味しい!!
午前中、あちこち歩き回っていたので、ビールが身にしみますw
あぁ、幸せ。
ポークカツレツを待っている間、暇だったので、周りの席のみなさんの注文を見ていました。
右前のおじさんはまずはサラダを注文していました。深めのガラスの器にレタスが葉ごとぎっしりと詰まっています。ドレッシングは別のようです。
おおー、あれは、まんま、レタスサラダですよw
右奥のおじさんは、私と同じくビールを頼んで、美味しそうに飲んでいます。
右の親子は元祖オムライスとグラタンを注文していました。
5分くらいでしょうか、私の席にお待ちかねのポークカツレツが運ばれてきました。
柔らかそうな千切りキャベツの上に、黄金色にからっと揚った大きなポークカツレツ。端にパセリがちょこんと添えられています。肉の厚みはなさそうですが、大きさは十分に迫力があります。
まずは何もかけずにそのまま食べようと思い、ナイフを入れると、衣がサクっと音を立てます。
中にはほどよく揚った真っ白な豚肉が。
いただきます!!
口に入れると、やわらかい肉にはっきりとした塩味を感じます。サクサクの衣と合わせると絶妙!
噂通り、これは美味しい!
余計な脂肪分のない軽い感じで、私好みのポークカツレツです。
ちなみに、ビールは、生ビール(ジョッキ)・生ビール(グラス)・瓶ビール(大瓶)・瓶ビール(小瓶)と、来店時間やシチュエーションで決められるというきめ細かさ。
私はランチタイムなら、小瓶ビールくらいの量が良かったので、メニューを見て嬉しかったです。
次に、テーブルに置いてあるソースをかけて食べることに。
ソースはとろみのある濃厚なものではなく、さらっとウスターソースです。
キャベツとポークカツレツにたっぷりソースをかけると、これはこれでまた美味い!
ソースはかけてもかけなくても美味しくいただけそうです。
ポークカツレツを堪能していると、お隣の親子の元に元祖オムライスとグラタンが運ばれてきました。
…あ、オムライス。
じつはオムライスとポークカツレツ、どっちにするかギリギリまで迷っていたのです。
両方とも煉瓦亭の人気メニューですからね!
結局、ちょっとビールも飲みたい気分だったので、ビールに合うポークカツレツにしました。
ポークカツレツはイメージ通りのボリューム感でしたが、オムライスは実物を見ると、想像していたものよりやや小ぶりの印象でした。
サイズ感はともかく、美味しそうですよー
これは、次回絶対に食べます、ええ、必ず!
右側奥のおじさんは、私と同じポークカツレツです。
あぁ、その気持ち、わかるw!
右側手前のレタスサラダのおじさんは、オムライス。
みんな美味しそうに食べています。
しかし、こうして見渡すと、ポークカツレツとオムライスの注文率がめちゃくちゃ高いですね。
メニューはかなりの種類があるのですが、やはり売れ筋なのでしょう。
この日「煉瓦亭」に初めて訪れたのですが、ポークカツレツとビールをゆっくりと味わうことができ、幸せなひとときを過ごすことができました。
次回の予定は「オムライス」なのですが、その他のメニューもいろいろと食べてみたいですね。
店員さんも上品で優しく、一人で行ってもくつろげるお店でした。
女性一人で行ってもぜんぜんOKですよ!
会計が終わって外に出ると、並んでいるお客さんが数人いましたので、次回は開店すぐではなく、もう少し空いている時間帯を狙って行きたいなぁと思いました。
追記:元祖オムライス
後日、オムライスを食べに行ってきました。
今回はお友達と一緒で、レタースサラダと元祖ポークカツレツ、そして本命の元祖オムライスです。
レタースサラダは、以前来たときにごそっとレタスが入っているのを知っていたので驚きはしませんでしたが、なかなか食べごたえのあるサラダでした。
オムライスは、卵でご飯を包む通常のオムライスとは違い、全部まぜこんであるので見た目から、ちょっと違いますね。
卵の半熟具合とご飯との混ざり方も丁度良く、美味しかったです。このオムライス、やっと食べに来られて嬉しかったですw
煉瓦亭 メニュー&価格一覧
煉瓦亭のメニューの一部をご紹介します。
<SALAD>
野菜サラダ 1,000円
エビサラダ 1,300円
カニサラダ 1,500円
チキンサラダ 1,400円
アスパラサラダ 1,000円
セロリーサラダ 800円
トマトサラダ 800円
キウリサラダ 800円
レタースサラダ 900円
<RICE & BREAD>
エビライス 1,300円
カニライス 1,500円
チキンライス 1,300円
ハムライス 1,300円
カレーライス 1,400円
ハヤシライス 1,600円
元祖オムライス 1,300円 ※おススメ!
ライス 300円
パン 300円
<MEAT>
元祖ポークカツレツ 1,700円 ※おススメ!
特製大カツレツ 2,900円
上カツレツ 1,850円
ヒレカツレツ 2,000円
メンチカツレツ 1,600円
仔牛カツレツ 2,700円
仔牛チーズ焼 2,800円
ハンバーグステーキ 1,700円
ハムステーキ 1,600円
ポークチャプ 2,000円
タンシチウ 3,200円
「煉瓦亭」営業時間
名称 | 煉瓦亭 |
営業時間 | 平日/11:15~21:00 土曜日・祝日/11:15~20:45 ※途中15:00~16:40まで休み時間あり 休業日/日曜日 |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目5-16 |
電話 | 03-3561-3882 03-3561-7258 |
オフィシャルサイト |
煉瓦亭のまとめ
昔ながらの街の洋食屋さんに行くと、なぜだかほっとします。そして、ちょっと贅沢な気持ちにもなります。煉瓦亭さんは、初めて行ったのに、どこか懐かしい気持ちになるお店でした。
煉瓦亭に行くときの5つのポイント
- 煉瓦亭は創業1895年(明治28年)の老舗洋食店です。
- 11:15からオープンですが、少し早めに行かないと、もしかしたら並ぶことになるかもしれません。
- 基本、テーブルは4人席なので、それ以上の人数で行く場合、座敷が空いているか確認しよう。
- ひとまず「ポークカツレツ」「オムライス」あたりを食べてみよう。(飲める人は小瓶ビールもw)
- 「ポークカツレツ」は、最初はソースをかけないで一口どうぞ。
店員さんたちは上品でやさしく、お客さんたちもそれぞれ美味しそうに食事を楽しんでいて、なにやらとても楽しい気持ちになりました。