勉強や読書、調べものなど、快適な空間で集中したいなら、やっぱり図書館ですよね。
うちの近所にも図書館はあるのですが、ちいさいので探しても目的の資料がなかったりするわけです。
まぁ、そうこうしているうちに、他の本棚に目移りして、ぜんぜん違う本を見ていることも多々ありますがw

今回は地元の小さい図書館ではなく、思い切って日本一の蔵書数を誇る「国立国会図書館」に行ってきました。
せっかくなので、図書館の様子を書いてみたいと思います。

永田町ですよ~

小市民なもので、ちょっと緊張します。











深く、正確な情報が欲しいときがある

いろいろなことを調べるのにインターネット検索はとても便利なんですが、薄い内容や同じようなことしか載っていなかったり、ちょっと内容の正確性に不安を感じるときがあります。

そうすると、やっぱり頼りになるのは書籍ですかね。

でも、本を買い続けているとお金もかかるし、家の中が本だらけになってしまいます…

「より詳しく、正確な内容を知りたいと思うときに、どうすればいいのかしら?」と考えたら、やっぱり「図書館」ですよね?

そして、せっかくなら蔵書数が一番多い図書館がいいな、と。

早速、調べてみると、日本一の蔵書数がある図書館は、永田町にある国立国会図書館でした。

国立国会図書館

納本制度に基づいて、日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する日本唯一の法定納本図書館である
※出典:ウィキペディア

更紗
この図書館には、日本国内で出版されたすべての出版物があるそうです。(まじか!)

すごい!ここなら間違いないんじゃないですか?

ドリアード
国立国会図書館は、1948年(昭和23年)に開館した、蔵書数4,188万1,649点(※2015(平成27)年 時点)の図書館。年間70万人以上が訪れる、日本一の規模といえるのでございます。

 

というわけで、何を調べたいかはノープランで永田町へ向かうことにしました。

行く前に国立国会図書館のウェブサイトで確認してみると、事前登録(身分証明書)が必要と書いてありました。
私は運転免許証を携帯しているので問題ないようです。

ちなみに、国立国会図書館のウェブサイトでは、電子書籍の検索・閲覧もできます。
本が多すぎる場合、検索方法がしっかりしていないと、希望の本がみつからない気がしますね。

永田町の駅って迷路ですか?!

とにかく国会の横にあるんだから、永田町へいけばいいだろうと思い、地下鉄を乗り継いで半蔵門線の永田町駅に着きました。

「有楽町線 2番出口(A)から徒歩5分」

更紗
早速、A2出口へ向かったのですが、出口までが、まぁぁぁあ、遠い。

っていうか、ここ、どこ?

行けども行けどもぜんぜんたどり着かないんですよ。
不安なこと、この上なし。

そのうち、改札の中なのか外なのかもよく分からなくなってしまいました。

しばらく地下をさまよいつつ、有楽町線のホームを端から端まで歩き切ったところに、やっと「A2出口」が!

永田町駅

ここは迷路か?!

プイ
永田町ってすごい…

登録申請から入館まで

場所がちゃんとわかっている場合の徒歩5分って早いですよね。

案内図

国立国会図書館はA2出口を出て目の前にありますので、迷うこともなく、安心ですw
ただ、かなり大きな図書館で本館&新館があり、建物が見えていても入口まで5分は歩くわけです。

右手には国会が見えます。

おおー、永田町!

国会

へぇ~、こんなに近くにあるんですね~

国立国会図書館 建物

しばらくまっすぐ歩いて図書館の入口に到着すると、右側にベンチに座った像がありました。
ちょっと存在感あったので、見つめてしまいました。

女性像

手前が本館で、さらに奥に進むと新館です。

国立国会図書館 本館

国立国会図書館 新館

私は初訪問で未登録だったので、まずは新館に登録手続きにいきました。

新館入口を入ると、目の前に案内のお姉さんがいましたので、

更紗
おはようございます、初めて来ました!

声をかけると、すぐに登録申請書をくれて簡単に流れを説明してくれました。

とても親切です、有難うございました。

登録申込書

早速、申請書に必要事項を記入し、入口右奥のカウンターへ向かいます。
受付には3人担当者の方がいて、私の前には5人ほど並んでいました。
みなさん、初めて来たようです。

待つこと5分、私の番がきました。
申請書と免許証を渡すと、氏名・住所などの確認をし、カード発行まで少しお待ちくださいとのこと。
ちなみに、登録証の更新期限のお知らせに便利なので、メールアドレスは書いておくとよいでしょう。

近くのソファに腰かけ、図書館のパンフレットを見ながらさらに5分ほど待っていると、名前を呼ばれてカード発行されました。それと一緒に、ID/PASSが記載された紙も渡されます。

更紗
そんなに待たずに済みました。

うすいブルーのカードでID番号や名前が記載されています。

登録証

受付カウンターを通り過ぎると、ロッカールームで、右手にビニール袋の手提げがあります。
貴重品はそのビニール袋に入れて、あとはロッカーに預けます。(100円入れて、あとで戻ってくるやつです。)

ドリアード
セキュリティがしっかりしておりますね。

あ、入館に必要なので、登録証はしまわずに持っていきましょうね!

荷物を預けた後、奥の通路から、新館の入口へ行きます。

-おー、自動改札になってる!しかも警備員さんもいる!

ちょっと緊張気味に、自動改札に先ほど発行された登録証をかざすと、ゲートが開き、無事入館です。

更紗
広い~!はじめての国立国会図書館だー










昔ながらの建物、パソコンだらけの整然とした図書館です。

中に入ると目の前に図書館の案内各種があり、右側にはスマホが使える通話エリアとお手洗いがあります。
かなり広いので、利用方法含め、図書館の案内はちゃんと目を通した方がよさそうです。

奥には司書のカウンターとテーブル、白いデスクトップPCがずらーっと並んでいます。
普通の図書館のように、本棚がずらーっと並んでいる感じではありません。
というか、むしろ本棚は少ないです。

プイ
広々していて、きもちいい。

とりあえず今日は本館エリアに行ってみようー!

新館を通り過ぎると、本館との連絡通路があり、通路の途中にはエレベーターがあります。
このエレベーターは食堂に行くのに使いますので、要チェックです。

本館は年季の入った建物でいい感じです。
なんかのジャンルの小部屋もありました。

本館のカウンターの周りには、イスが並んでいます。(書籍の受け渡し待ち?)
広いフロアーには、新館でも見た、白いデスクトップPCがずらーっと並ぶ閲覧席があります。
席数、多いです。

なんか調べてみよう、とりあえず!

今日は様子見で、とくにこれといった目的はなかったのですが、とりあえずPCの前に座ってみることに。
見ると、モニターの右横にカードリーダーが置いてあります。

これは、さっきの登録証を置けということですね。

早速、登録証をカードリーダーの上に置き、パスワードを入力してログインです。

どうやらこの図書館は、本棚を歩き回って目的の本を探すのではなく、PCで検索し、司書に申請して本を受け取るしくみのようです。プリントサービスもやっているようで、こちらもウェブ上で申請します。

PC上で閲覧可能な書籍やデータは山ほどあります。
向いの席では、PCでマンガを見ている人もいます。
…なんかちょっと丸見え感があり、申し訳ない気持ちになりました…

それにしても…、
うーーーーん、何を探したらいいのかわからん!
…というか、情報量が多すぎて、何が見たいのかわからなくなってきました。

何の気なしにフラフラ~と見て回る「本屋気分」ではダメなようです。

「目的」を持って、さらに「国立国会図書館のウェブ検索」を使いこなせないとダメだな~~
あと、ちゃんと利用案内も読んだ方がよさそう…

しばらく色々と検索しましたが、これといった情報を得ることもなく、じつはそろそろ次の予定の時間が…
この時点で、到着から約2時間が経過していました。

図書館出る前に、売店と食堂の確認はしときたいなぁ。

次の予定があったので早めに切り上げ、来た道を戻りました。
連絡通路にさしかかると、エレベーターのドアが丁度開いたので私も乗り込みました。

オーウェン王
6F、売店&食堂じゃ!
更紗
営業時間は11:00~18:00(土曜日は15:00)です。

売店には、オリジナルお弁当がならんでいて、食堂で食べられるようです。
コンビニと品揃えは変わらず、結構便利です♪

食堂に行くと、ショーケースにメニューの食品サンプルが並んでいます。
昔ながらの雰囲気で、カレーとかカツ丼とか唐揚げとか、そば・うどんとか、食堂の王道メニューがいろいろありましたw
こちら、メインメニューは食券を買って、小鉢的なものは別途、現金で追加購入できるようです。

この日は時間がなかったので、食事はできませんでした、残念!

オーウェン王
図書館カレー(カレーと牛丼のハーフ&ハーフ)が名物のようじゃな。

この日は、館内の一部しか見て回れませんでしたが、次回はもう少し探検(?)してみたいと思います。

売店&食堂の確認も完了したので、はじめての国立国会図書館はひとまず、終了です。

次回は目的を決めて、1日じっくりと図書館にこもってみたいと思います。
プリントサービスとか、書籍(実物)の申請&閲覧もしてみたいです。

おつかれさまでしたー!

国立国会図書館の新館までの道

国立国会図書館のまとめ

国立国会図書館に行って、これは!と思ったポイントをメモしておきます。

  • 初めての人は申請書記入から登録証の発行まで15分~30分くらいはみた方がよい
  • 図書館の案内には目を通そう
  • あらかじめ何を調べるか決めて行った方がいい
  • 初心者はとまどうので1日いるつもりで行く
  • 本は借りられない
  • 食堂には、ぜひ行ってみよう!
更紗
館内はかなり広くて、本の取り出しなども普通の図書館と勝手が違いますので、初心者は何かピンポイントで調べたいものを決めてから行くとよさそうです。

国立国会図書館 東京本館

ホームページ

http://www.ndl.go.jp/

所在地 〒100-8924 千代田区永田町1-10-1
電話 03-3581-2331(代表)
03-3506-3300(自動音声案内)
開館時間 9時30分~19時(土曜日は17時)
休館日 日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、第3水曜日(資料整理休館日)
交通 東京メトロ有楽町線「永田町駅」2番出口 徒歩約5分
東京メトロ半蔵門線・南北線「永田町駅」3番出口 徒歩約8分
東京メトロ千代田線「国会議事堂前駅」1番出口 徒歩約12分
都営バス 橋63系統「国会議事堂前」停留所 徒歩約5分
車での来館 利用者入口前に駐車場がありますが、なるべく公共交通機関をご利用ください。
また、身体障害者専用スペースへの健常者の駐車はご遠慮ください。
オーウェン王
食堂で食べれられなかったのは残念じゃな。次回は、図書館カレーを食べるんじゃ!
更紗
国立国会図書館は、もののついでではなく、一日かけて行きたいですね。
プイ
建物は古いけど、広々としてきれいだったなぁ。
更紗
PC閲覧だけでなく、本(実物)の取り出しとか、システム的なものをちゃんと理解しないといけないかな。
ドリアード
今回、登録証を作ったので、次回はスムーズに利用できるのでございます。
更紗
国立国会図書館に興味があって、これから行ってみようという、初心者の方の参考になれば嬉しいです!