友達に「最近ハマっている稲庭うどんのお店がある」と聞いていたのですが、先日ランチで外に出たときに前を歩いているおじさん2人組が、「今日は外暑いけど、ちょっと歩いて<七蔵>に行きたいな~」と会話しているのを聞いて、「やっぱり有名店なんだ。」と思いました。
「これは、ぜひとも行ってみなくては!」ということで、七蔵にハマっている友達も誘って、早速、行ってきました。
<もくじ>
うどんとは?
いまさらですが「うどん」ってなんでしょう?
うどんは、小麦粉を練って長く切った、ある程度の幅と太さを持つ麺またはその料理であり、主に日本で食されているものを指す。
引用:ウィキペディア
さらに、うどんには「規格」があるようです。
乾麺については、日本農林規格の『乾めん類品質表示基準』にて、小麦粉に食塩と水を混ぜてよく練った生地を帯状に細く切って乾燥させる製法で機械にて製造しているものは機械麺に分類し、長径が1.7mm以上に成形したものとしている。
また、長径1.3mm以上 – 1.7mm未満に成形したものは「ひやむぎ」の基準でもあるが、それを満たしている場合「細うどん」とも表示可能である。
手延べうどんについては、小麦粉に食塩と水を混ぜてよく練った生地に、でん粉や食用油または小麦粉を塗付して、よりをかけながら引き伸ばして乾燥、熟成させる製法で長径1.7mm以上の丸棒状または帯状に成形し、『手延べ干しめんの日本農林規格』の詳細を満たしているものが該当する。
引用:ウィキペディア
簡単にいうと、太さの問題ですかね。
細い麺になると「冷麦(ひやむぎ)」とか「素麺(そうめん)」になりますが、「きしめん、ひもかわ」はギリギリうどんの種類に入っているようです。
ちなみに、漢字だと「饂飩」と書きます。
日本三大うどん?
この記事を書くまで知らなかったのですが、「日本三大うどん」という言葉があるんですよ。
私の脳裏に浮かぶうどんは「讃岐うどん」と「稲庭うどん」の2種類だけです。
”三大うどん”の3つめはどこの何うどんなんですかね??
…いろいろ調べたのですが、結局「日本三大うどん」というのは、言葉だけが先行して有名になっちゃっただけのようで、これと決まったものや根拠があるわけではないですね。
とはいえ、3つめの候補としては、
- 長崎県「五島うどん」
- 群馬県「水沢うどん」
- 富山県「氷見(ひみ)うどん」
- 愛知県「きしめん」
と、まぁこんな「うどん」があるようです。
個人的に好きなうどんを3つ目に入れるというゆるい感じでいいみたいですよw
稲庭うどんと讃岐うどんの違いって?
では、稲庭うどんと讃岐うどんの違いってなんでしょう?
稲庭うどん
秋田県(湯沢市)で作られている、細めで平たい手延べ製法の干しうどんのことです。
食感はつるりとなめらかで、色は真っ白というよりちょっと黄色がかった麺です。
寛文年間(1661年~1673年)以前に、秋田藩 稲庭村の佐藤市兵衛という人が作ったそうです。
讃岐うどん
香川県内で作られた手打ち(か、手打ち風)のうどんのこと。
食感はもちもちとしてコシが強く、透き通るように白い麺です。
元禄末(元禄年間は1688年~1707年)、「金毘羅祭礼図屏風」という屏風にうどん屋が描かれているので、この頃ではないかといわれているようです。
こうして考えると、うどんって奥が深いですね。
つけだれ・麺にこだわりあり
今回、ランチに行ったのは新橋駅前ビル内の2Fにある「天茶屋 七蔵(ななくら)」という、稲庭うどんの専門店です。
七蔵は、まず、つけだれにこだわりがあります。
カツオ節、セロリ、鴨肉がベースの出汁に、鴨肉とゴマのペーストが入っている自家製の漬けだれだそうです。
当然ながら麺にもこだわりがあり、秋田県/稲庭町の製造者に原料・製法を指定し、塩や水も選び抜いたものを使用、手綯手延製法で4日もかけて作っているそうです。コシが強く、のびにくい麺が出来上がるそうです。なるほど、こだわりあってこその人気店なんですね。
夜はお高いので稲庭うどんを食べたいならランチタイム
すぐに行ってみたかったので、ひとまず会社帰りに友達と寄ってみました。
七蔵は夜飲みに行くとなると「ちょっとスポンサーがいないとキツイかな~」と思うくらいのお値段がします。ちなみに夜メニューでは、和牛ローストビーフ(1枚 2,500円)がおすすめらしいです。
稲庭うどんは夜メニューにもあるのですが、お通し代(チャージ料)を取られますので、稲庭うどんを食べたいなら、ランチタイムに行って、うどん+海鮮どんぶり(お新香付き)を食べる方がおトクです。
夜メニューでは、ミニ海鮮丼がネギトロ丼やいくら丼に変更になります。
ちなみに私は最初、夜に行きましたので、ネギトロ丼をチョイスしました。
(※写真は夜にいったときのものです。)
夜行く場合、七蔵特製スープつけ麺+ミニ丼ぶりのセット(お新香付き)に、お通し(チャージ料)、ビールで2,000円超くらいですね。
おなかはいっぱいになりますが、やはり、ランチの方がおトクなようです。
ランチタイムに再訪
後日、ランチタイムに行ってきました。
ランチタイムは、お店の入口でメニューを決めて、お会計をしてから席で待つスタイルです。
私たちが行ったときは12:00を外したのでそんなに混んでおらず、すぐ席へ案内してもらえましたが、時間帯によっては行列になることもあるようです。
そう待たされることもなく<稲庭うどん 七蔵特製スープつけ麺+ミニ丼ぶりセット>が運ばれてきたのですが、細めのうどんがざるいっぱいにのっており、なかなか迫力があります。さらに海鮮どんぶり付きですので、女性には量が多いと思います(なので、小で十分かと)。
稲庭うどんは単品で、大(1,200円)・中(1,000円)・小(800円)の中から選べ、特製のつけだれにつけて食べます。
もう少し豪華にいきたい場合、稲庭うどん+海鮮どんぶりの場合、ばらちらし丼、まぐろ丼、サーモンとイクラの親子丼、月見まぐろ丼の中から1品選びます。海鮮どんぶりも、メニューでは小どんぶり的な扱いなのですが、実際は普通サイズじゃない?というくらい量があります。
つけだれは、うどんを食べ終わった後、お湯で薄めてスープとして飲むのがおすすめです。
スープもコクがあって美味しいですよ。
ちなみに、つけだれを薄める用のポットが各テーブルに置いてあります。
稲庭うどんは、のどごしも良く、つるつる食べられます。
私は細麺が好きなので、とても美味しくいただきました。
海鮮丼も美味しかったです。
友達がハマっているのもわかる気がします。
ランチタイムには、ぜひ、おなかをすかせて行きましょう。
まとめ:天茶屋 七蔵
七蔵の稲庭うどんは店頭販売もしているそうです。人気商品なんでしょうね。
新橋駅前ビルというと昔ながらのビルで、おじさんたちが多くお昼を食べに行くイメージです。
とんかつやナポリタンなどわりと高カロリー&ジャンクなお店が多いと思うのですが、じつはこちらのビルは美味しいお店が多いそうなので、今度は他のお店にも行ってみたいなぁと思いました。
七蔵に昼夜と稲庭うどんを食べに行ってきましたが、いつ行ってもそこそこ混んでいるので、やはり人気店なんだなーと思いました。美味しい稲庭うどんが食べたい、と思っている方はぜひ一度、足を運んでみてください。
天茶屋 七蔵 [ランチメニュー]
稲庭うどん 七蔵特製スープつけ麺
大 1,200円
中 1,000円
小 800円
稲庭うどん 七蔵特製スープつけ麺 + ミニ丼ぶりのセット
大セット 1,500円
中セット 1,300円
小セット 1,100円
※今日の丼ぶりの中から1つ選ぶ
ばらちらし丼・まぐろ丼・サーモンとイクラの親子丼・月見まぐろ丼
[営業時間]
11:20~14:10 (ランチタイム)
17:00~22:00 (LO 21:00)
定休日:土・日・祝
追記:メニューに、讃岐うどん+高菜丼が!
今回は、金曜の13:20頃お店に行ったのですが、大行列でした!
お店の中から外まで20人くらいの列ができていました。
ランチタイムの3クール目くらいですかね。
入口のドアに営業時間14:10までという札がかかっていましたので、これが本日最後の行列っぽいです。
列を見て一瞬「うっ」となりましたが、このお店、回転が早いので待つことにしました。
並びはじめてから、注文&支払いを済ませ、席に案内されてうどんが目の前に運ばれてくるまで、ざっと15分くらいでした。結構並んでいたけど、そのわりには早いと思います。
今日のメニューはこちら
↓
<稲庭うどん 七蔵特製スープつけ麺 プラス ミニ丼ぶりのセット <小セット/1,100円>
・稲庭うどん 七蔵特製スープつけ麺(小/約300g)
・高菜丼(高菜・しらす・イクラ)
いつもの稲庭うどん(小)と、以前はなかった(と思う。)「高菜丼」を注文です。
しかし…一緒に行った友達が生ものを食べられなかったため、私の高菜丼は+まぐろの豪華丼になりましたw
注:こちら、メニューにはないです!
こちらが「高菜丼」です♪美味しそうでしょ?
2人で行ったのですが、混んでいたため、席は横並びの相席です。(まぁ、ランチタイムは基本、相席ですね。)
目の前に男性2人(会社員の方)が座ったのですが、七蔵にははじめて来たようで、運ばれてきた稲庭うどんのセットを見て「おおー、美味そう!」と感動していました。そして、食べている最中も「おおー、これは美味い!」と繰り返していました。
私も、初めて行ったとき、同じような反応だったなぁw
となりに座っている友人も初めての来店だったので、気に入ってもらえたか様子をうかがっていると、
「ここまで美味しいとは思っていませんでした!」
と、大満足してくれました。
はい、七蔵の稲庭うどんは美味しいのです。
最後、つけだれにお湯を入れて(お湯は残ったつけだれより少ない量を目安に、好みで調整しましょう。)飲むスープがとても美味しいので、七蔵に行った際にはぜひぜひお試しください!